TAKEHIKO SANADA SANADA SUTUDIO inc.

越後の布
十日町市(新潟) 大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ
 
2006

越後地域には、縄文時代から布つくりが盛んに行われ、世界的に見ても類がないほど多様な伝統繊維が息づいている。
風土が作り上げてきた布は、人の心をはぐくみ、地域のデザインを生んできた。 受け継がれてきた布を通し、10の企画から「人の心を包むデザイン」を試みる。

1.眞田岳彦展
作品のベースは、古来、この地域に伝わる奉納端と呼ばれる旗。布柄は十日町周辺に伝わる、絣、井形、縞など美しい柄を、現代の布に甦らせ、継いできた地域の心を未来に繋ぐ。

2.幡展
地域特有の縮布でつくる奉納旗を基本案として、五色の布を幡に仕立て、参加者に25年先の自分に当てた希望や願いの言葉と柄、そして、この地域に伝わる伝統縮布であるチヂミの加工を加えてもらった。総勢500名となる参加者は、1人1人がアーティストとして、願いを五色の布にのせ、未来に贈る。

3.幡ワークショップ
眞田塾が、"幡"をテーマに小さな縮織りの布を参加者と共につくり展示。

4.暮らしの中のきもの展
十日町市博物館主催。地域の行事や節目などに使用されてきた貴重な衣類や用具を展示。織物産地十日町に暮らす人々の伝統的な衣生活と用具や道具類から郷土の生活文化を新に捉えなおす。

5.あんぎん展示
越後アンギン伝承会が、越後の風の布と題した、細幅のアンギン幡を制作し展示。6.ゆかた、きもの学生展 美術大学生や、眞田塾の研究生が、越後の縮布を知る切掛けとして縮をテーマに、現代的にデザインされた縮の「ゆかた・着物」を制作し展示。

7.明石縮展
越後妻有交流館キナーレ主催。十日町産地を代表する織物「明石ちぢみ」の中から、特に優れたデザインの品を厳選して展示。

8.着て踊る
十日町青年会議所主催。8月の行事として盆踊り大会を行う。

9.今を見る
柏田屋草木友禅きもの館、和の風(千原㈱)、こまもん屋コモド主催。各企業が越後の布をテーマに期間限定の販売や製作過程などを公開。

10.キモノファッションショー"芸能と衣服"
ショーは、四つの季節から構成され、"大地が培う生命と、人が育み継いで行く暮らしと伝統"が象徴される。越後の季節と同じように環を巡りながら人が作り伝えてきた"芸能と衣服"を通し、"大地と共に私達が遠い昔から受け継いできた心と、未来に受け継いでゆく心"の大切さを問いかける。